世界大会開催に込める思い

世界大会開催に込める思い

  稲盛和夫氏に36年ご指導頂いた盛和塾は全世界の塾生から惜しまれながら2019年12月31日で閉塾致しました。盛友塾がスタートしたとほぼ同時に入塾させて頂いた私は、第一回目の全国大会から最後の世界大会まで毎年参加させて頂き、経営体験発表をされる経営者の方々のど真剣な熱い思いを聞いていると、何度も心を動かされ、大会が終わると「来年またここに戻ってくるときには、同志である皆さんと胸を張って再会できるように、明日からまた初心に帰って一年間しっかり稲盛塾長から教わったことを経営で実践していこう」と強く決意したものでした。それほどの勇気を与えてくれた世界大会・経営体験発表会をもう一度、実現したいという切なる思いから、全国の親しい21名の方に協力を呼びかけ、賛同を頂きました。感動を呼び起こす世界大会を皆さんとともに再現していきたいと思います。

 稲盛氏が「盛和塾に来て、皆がこうして出会うだけでも好転していきます。私が経営や哲学を教えているからというだけではありません。善き人たちの集まりがあり、お互いが研鑽し合えば、そこには良い波動が生まれ、運命は必ず良い方向に変わっていきます」と言われたように、全世界の経営者の素晴らしい経営体験発表を共有する場、稲盛哲学を学び、実践し、その成果を周りの人々に与えることができる人間作りの場である世界大会開催によって経営者の心に灯をともしていきたいと思っています。

 稲盛氏は燃えるような情熱を込めて、私たち経営者に「どう生きるべきか」という生き様、実践哲学を惜しげもなく見せて下さいました。稲盛氏から直々に受け継いだこの灯をソウルメイトの強い思いで次に次に永遠に繋げていくことが我々の使命ではないかと考えています。

 

事務局世話人代表  川端 健嗣